指導:花柳寿世奈・花柳寿世晶
公演は終了しました
【清元】
清元 菊輔
清元 美寿太夫 連中
【長唄】
杵屋 弥宏次
今藤 長一郎 連中
【鳴物】
梅屋 福太郎 連中
笛 福原 寛
ご挨拶
私は幼少の頃より、花柳寿世奈師のもとで日本舞踊を学んでまいりました。
昨年、寿世奈師から提言をいただき「故花柳志寿利師から寿世奈師が引き継ぎ育ててきた渋谷の稽古場を次の時代には私寿世晶が繋ぐ」という責任を担うこととなりました。
「芸の継承」と「後進の育成」という大きな使命を胸に、日々の研鑽と模索の中、母寿世奈の後押しもあり、この度の『晶の会 -繋ぐ-』を開催させていただく運びとなりました。
花柳流 五世宗家家元花柳壽輔様が、この会をご快諾くださりお力添えを賜れますことは身に余る光栄と心よりの感謝を申し上げます。また、長年お付き合いの深い花柳寿々嘉保さんに賛助出演いただけますことも誠に嬉しくありがたく存じます。
はなはだ未熟な私でございますが、私を日本舞踊の道へと導いてくださいました全ての方々への感謝を忘れず、今後も真摯に学び続ける所存でございます。
皆様からのご指導とご鞭撻を心よりお願い申し上げます。
花柳 寿世晶
「ご祝儀物」という祝いの場で披露される曲の一つです。
作詞者の毛利元義は、狂歌を好み「梅廼門香保留」と称していました。研鑽の甲斐あり、晴れて判者(狂歌の優劣を判定する審査員)としての資格と四方眞門という名を師匠から許され、その祝いに自ら歌詞を書き、「梅の春」として披露したのがこの曲と言われています。
あふれる喜びと希望を、廓の情緒や季節の風物に託し描いた作品です。
月で兎が餅をつくという伝説「玉兎」に基づいた曲です。
物語は秋の夜、月で兎が餅をつく場面から始まります。
美味しそうな餅ができたといい気分になった兎が、昔の手柄話「かちかち山」での活躍を一人二役で揚々と語りだします。ひとしきり語り終えると、今度はゆったりとしたわらべ唄にのせ、団子作りの始まりです。秋風に揺れる千種を眺めながら、長い月夜を楽しみます。
味わいのある江戸の洒落気と風情をお楽しみください。
江戸時代人気の「曾我兄弟の仇討物語」を題材にした舞踊です。
敵前で危難にあっている兄を救うため、曾我五郎は鎧を手に一散に駆け出そうとします。
そこへ舞鶴という勇ましい女性が現れ、五郎を諌めます。
「今は時期尚早・急いてはならない」と鎧の草摺(くさずり)を掴んで引き留めると、「放せ」「留めた」と勇壮な二人の力比べが繰り広げられます。
舞台面の華やかさに趣向を寄せ、浮世絵のような美しい型を見せるところがこの舞踊の醍醐味です。江戸歌舞伎の雰囲気や魅力を随所に感じられる、古風で初春らしい荒事舞踊です。
〒150-8512 東京都渋谷区桜丘町26番1号B2F(地図)
セルリアンタワー能楽堂の公演ページ
https://www.ceruleantower-noh.com/lineup/2024/20240120.html
■電車/東急東横線・田園都市線、JR山手線・埼京線東京メトロ銀座線・半蔵門線、京王井の頭線の渋谷駅より徒歩5分
■成田空港より/リムジンバスで約110分
■羽田空港より/リムジンバスで約50分
■東京駅より/JR山手線(外回り)で約25分
■首都高速/渋谷ランプより約15分
公演は終了しました
長唄「吉原雀」
鳥売りの男 松本 勇
鳥売りの女 花柳寿世晶
ドビュッシー「月の光」の世界を⽇本舞踊とピアノの調べで悦しむという趣旨のイベントを主催。料亭の会席料理と共にお楽しみいただきました。
第一部(ピアノ演奏)
ドヴォルザークオペラ「ルサルカ」より~アリア「月に寄せる歌」ピアノアレンジ~
ピアノと日本舞踊:ドビュッシー「月の光」
第二部(日本舞踊)
「夜遊楽」
第三部(ピアノ演奏・民謡)
都々逸・磯節・伊勢音頭