晶の會(あきのかい) -繋ぐ-

公演情報

※演目の解説は下部に掲載しています

演目
  • 清元「梅の春」
    花柳 寿世晶
  • 清元玉兎たまうさぎ
    賛助出演花柳 寿々嘉保
  • 長唄正札附根元草摺しょうふだつきこんげんくさずり
    曽我五郎時致
    特別出演花柳流 五世宗家家元花柳 壽輔
    小林妹舞鶴
    花柳寿世晶
日時
2024年1月20日(土)
14:30開演 / 14:00開場
会場
セルリアンタワー能楽堂
演奏出演者

【清元】
清元 菊輔
清元 美寿太夫 連中

【長唄】
杵屋 弥宏次
今藤 長一郎 連中

【鳴物】
梅屋 福太郎 連中

笛 福原 寛

主催
花柳寿世晶はなやぎじゅせあき
指導・監修
花柳寿世奈はなやぎじゅせな
チケット
5,000円(全席自由)
お問い合わせ
あきの會 運営事務局
050-5472-8652

※チケット情報等は決定次第掲載予定

ご挨拶

私は幼少の頃より、花柳寿世奈師のもとで日本舞踊を学んでまいりました。
昨年、寿世奈師から提言をいただき「故花柳志寿利師から寿世奈師が引き継ぎ育ててきた渋谷の稽古場を次の時代には私寿世晶が繋ぐ」という責任を担うこととなりました。

「芸の継承」と「後進の育成」という大きな使命を胸に、日々の研鑽と模索の中、母寿世奈の後押しもあり、この度の『晶の会 -繋ぐ-』を開催させていただく運びとなりました。

花柳流 五世宗家家元花柳壽輔様が、この会をご快諾くださりお力添えを賜れますことは身に余る光栄と心よりの感謝を申し上げます。また、長年お付き合いの深い花柳寿々嘉保さんに賛助出演いただけますことも誠に嬉しくありがたく存じます。

はなはだ未熟な私でございますが、私を日本舞踊の道へと導いてくださいました全ての方々への感謝を忘れず、今後も真摯に学び続ける所存でございます。
皆様からのご指導とご鞭撻を心よりお願い申し上げます。

花柳 寿世晶

演目解説

清元 梅の春

ご祝儀物の一つです。
作詞者の毛利元義は、狂歌を好み「梅廼門うめのと香保留かおる」と称していましたが、後に判者に選出され、その祝いに自ら歌詞を書き「梅の春」として披露したのがこの曲です。

あふれる喜びと希望を、廓の情緒や季節の風物に託し描いた晴れやかな舞踊です。

清元 玉兎

月で兎が餅をつくという伝説「玉兎」に基づいた曲です。
月から飛び出した兎が、陽気に餅つきを披露するうちに心弾み、かちかち山での手柄を、語り出します。この一人三役(兎・狸・お爺さん)での物語りは勇ましくもおかしみのある楽しい場面です。月や兎に纏わる多様な風情を楽しめます。

長唄 正札附根元草摺

江戸時代人気の「曾我兄弟の仇討物語」を題材にした舞踊です。
鎧を手に早く仇討ちをと心はやる曾我五郎そがのごろうを、舞鶴まいづるという勇ましい女性が草摺(鎧の一部)を掴んで引きとめる場面から始まります。

勇壮な二人が「放せ」「とめた」と力比べをする様を、浮世絵のように美しい型で魅せます。江戸歌舞伎の雰囲気や魅力を感じられる、古風でお正月らしい荒事舞踊です。

会場へのアクセス

セルリアンタワー能楽堂
〒150-8512 東京都渋谷区桜丘町26番1号B2F地図

■電車/東急東横線・田園都市線、JR山手線・埼京線東京メトロ銀座線・半蔵門線、京王井の頭線の渋谷駅より徒歩5分

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■羽田空港より/リムジンバスで約50分
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